第16回 枝折峠ヒルクライムとは? 1/2
場所は雪深い新潟県魚沼市。
関越道の「小出IC」から、奥只見湖へ続く国道352の途中に「枝折峠」があります。
昔は車ですれ違うのも大変だった為、午前と午後で交通の向きが一方通行で入れ替わる程の険しく道の細さから「酷道352(国道)」とも言われたようで、5月の連休にすら残雪の影響で開通していないほどです。
しかし、その険しさとは裏腹に、秘境的で奇麗な山間の景色が広がるため、開通されれば車やバイクで走る人は多く、運が良ければ明け方に見れる「滝雲」がとても有名な場所です。
この峠で行われるヒルクライムレースが「枝折峠ヒルクライム」なのです。
私の両親が、40分程度離れた十日町市に移住しているため、帰省を兼ねて子供達を連れて毎年行くのが恒例行事となりました。
嫁は東京で一人で過ごせる為、いつものよりレースに行くわたくしの見送りも熱が入り上機嫌ですし、
私としても宿泊代が不要となるためお財布に優しく、
両親も孫たちに会え、
子供たちも東京都とは違う環境で遊べる事もあり、
とにかく全員「win win」の関係が持てるのでとても重宝しているレースです。
さて、枝折峠レースとはどんなものかと言うと、参加人数約500人とかなり小規模なヒルクライムレースです。
今年は長岡の花火大会と重なってしまった影響なのか400人(?)と、会場の雰囲気もかなり参加人数が少ない感じでした。
参加人数が少ないと言えど、ヒルクライムレースでは、かなりの歴史を持っており、大会回数16回、途中震災があり開催されなかった年もふくめると17年の歴史を持っております。
ハルヒルは7回、赤城ヒルクライムは9回と言えば、おぉ!っとなる人もいるかと思います。
コースと言えば、距離14km・獲得標高750m・平均斜度7%と、距離が短い分平均斜度が若干高めとなりますが、給水所も3か所用意されているので、初心者でも完走できます。
しかし、問題が一点あります。
開催が梅雨明けすぐの炎天下、8月上旬に開催されます。
特に今年は梅雨明けが遅かった為、今年の私と言うと、炎天下で走ることが一度もない状態での参加となってしまいました。
暑さの対処は慣れてはいるものの、事務仕事でクーラーが効いているオフィスで四六時中仕事をしている体はそうは言いません。
少しでも慣れた方がいいと思い、夜に走りますが、それでも直射日光の暑さと比べてしまうと生ぬるいものです。
でも、参加する人全て条件は一緒ですよね。
つづく
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